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2022年12月10日(土) 日々ROCK的な・・・



シティミュージックについて少しだけ・・・
 
昨今、世界的にシティミュージックが流行しておりますが
そもそもシティミュージックなるものはニューミュージック
の流れから70年代中期〜80年代にかけて流行していった
ポップミュージックのひとつでした
 
日本におけるシティミュージックは僕が知りえる中では
初めて聴いたオフコースでした。
 
フォークソング全盛の
時代に小田さんのつくる楽曲はあきらかにフォークソングでは
なくて僕の耳には歌謡曲?でもありえる楽曲でした
 
それは、山下達郎のシュガーベイブも同じ事が言えたし極めつけは
荒井由実の登場がそうでした
 
キャラメルママ(ティンパンアレー)は
はっぴいえんどの頃の流れとは違っていて
曲や歌詞の内容が都会的と言うのか?なによりも
演奏そのものが違いを感じたものです
 
日本人ロックと言いますと
最初期が日本語で歌うはっぴいえんどが
日本の最初のロックバンドと言われる事も
お多いのですが、僕にしてみれば
はっぴいえんどはそもそも岡林信康の
バックバンドだろ?フォークの流れから
きているんじゃないのか?
ボブディランがザバンドをバックにして
いたあの雰囲気を岡林は出したかったのでは
ないのか?そんなふうにみていました・・
 
日本のロックの流れをつくったのは
故、内田裕也が先頭をきっていたし
GS後のロックのイメージを僕らが
少年時代に見せてくれました
 
GSといえば、ジャックスやモップスは
あきらかに違いもありましたし、それは
日本のロックの先駆者とも言えたのでは
ないかと思うのです
 
後追いで知った
裸のラリーズも相当古くから
日本人ロックを演っていましたね
 
シティミュージックに戻ります
 
アメリカのロックを僕が聴きはじめたのは
74年頃からでした、当時中学生だった僕は
スティーリーダンをはじめて聴いたとき
あれっ?この感じウエストコーストとは
なんか違うなという感じがしました
 
その後、ボズスギャッグスのロウダウンを聴いたときも
そんな感じがしましたし、ドゥビーブラザースにマイケル
マクドナルドが参加したときも同じ感覚を持ちました
 
そういう意味ではAOR的流れと日本のシティミュージック的
流れはほぼ同じ時代の流れがありましたが
 
僕の個人的な意見としては
故、加藤和彦も日本ではもっとも早くから
ロックの雰囲気を変換したアーティストであったと
思っております
 
AORブームに火をつけたのはアメリカよりも
日本人リスナーであったのは言うまでもなく
 
音楽の歴史を考えるとシティミュージックが
AORよりも早かったのは確かだと僕は捉えております
 
そもそも
AORじたい日本人がつくりあげたジャンルであり
アメリカのミュージシャンがAORというジャンルを
知ってのことではけしてありません
 
僕らの世代のロックファンはシティミュージックを
嫌った人達も多くいました
 
あんなの歌謡曲じゃん!!!
 
そうですね・・
 
ロックじゃないですね!
 
しかし、シティミュージックの違いは
明らかにアレンジャーの存在がもっとも
大きな事だったと言わざるおえないし
なにより
サウンドにこだわった録音やバンドの
質も60年代後半からあったのだと
言う事だったと思うのです


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